開けきれない箱

暇人が様々な物事に関しての意見・考察を書きます。https://twitter.com/HKnumber

2018-01-01から1年間の記事一覧

産んでくれたことに感謝という言葉への疑問

たまに「親に産んでもらった方を感謝しなさい」という言葉を見聞きするが、この言葉に私は疑問を持っている。 そもそも、感謝の対象となるのはそれが起きない場合が起こり得ることだからだ。 例えば、仕事を手伝ってくれるという感謝の対象には、手伝ってく…

ペンチメントについて

芸術の秋だからか、最近Twitterなどで「ペンチメント」という言葉をよく見る。ペンチメントとは元々は後悔という意味で、現在は芸術家が自分が書いた絵に納得せず、すでに描いた絵の上から新たに絵を描くことを示す言葉である。 どんな絵が元々描いてあったの…

理由は後から付いてくる

これは認知不協和や行動に関する話題だ。認知不協和を簡単にいえば、考えと行動に矛盾が生じたとき行動に無理やり理由をつけてしまうことを指す。 例えば、好きでもない相手と関係を持ってしまった後で、私は実は相手のことが好きなのかもしれないと思ってし…

ハリネズミのジレンマと魚の群れの法則

ハリネズミのジレンマという話を知っているだらうか。ハリネズミ達は愛し合おうと近づくと自分の針で相手を傷つけてしまい、離れていると寂しいと感じてしまうというものだ。 私がこの話を聞いた時、魚の群れの法則を思い出した。 魚の群れには3つの法則があ…

物語を溜め込む理由(小説や映画など)

世の中には小説や映画など多くの物語が出回っており、人々はその物語を手に入れるためにお金を払っている。かくいう私もその一人だ。 どうして自分とは関係のない物語(自分と関係のある物語は人生と呼ぶ)についてお金を払うのか。私の考えは"死にたくない"と…

アナログハックについて(BEATLESS)

BEATLESSという作品(アニメ化もされている)の中でアナログハックという言葉←以前からあった言葉なのか、作者の造語かは分からない が出てくる 。私なりに簡単に言えば"機械によって人間の考えや意思決定が影響を受けること"である。 作品中では"hIE-humanoid…

数値化できないことへの渇望

私たちは数値化できないことであっても重要視している(数値化出来ることを重要視しているのはいうまでもない)。雰囲気が好きということや、信仰宗教の素晴らしさなどが例である。 そういった考えの頭の中では⤵︎ 何かいいと感じる→でもなんでいいかは分からな…

未知への楽観性

人にはわからないことに対して楽観バイアスというものがかかっている。 マスクをしてると美人やイケメンに見える人が増えたり、自分の将来に対して「なんとかなるだろう」と思ったりしてしまうのがいい例だろう。 意思決定をするにあたりこの楽観バイアスは…

カルト宗教とスピリチュアル

スピリチュアルな物事を信じる人は知能が低いという実験結果があることは、DAIGOのニコニコを見ている人にとってはお馴染みだと思われる。 カルト系の宗教(絶対的トップの存在、洗脳、金の徴収などが当てはまるもの)はスピリチュアルなもの(占いなど)に入る…

子供への投資

子供に対して親が働いたお金を使うのは普通のことだと考えられている(先進国である日本では特に)。しかし、これは本当に合理的な行動なのだろうか。 本能的に動物の親は子供を育てるが(かっこうなどの例外はある)、野生の動物はお金を使っていない(労力だけ…

アナウンス効果とパンゲアの零兆遊戯

アナウンス効果とは、影響力のある人の発言が内容の正誤に関わらず人々の心理と行動に影響を与える事である。 パンゲアの零兆遊戯という小説の中ではエスタブという予言者がおり、そのエスタブの予言を元に金持ちが金を動かすという設定がある。ヒロインはエ…

ソースは俺という言葉の意味

この言葉は俺ガイルというラノベの主人公がたまに使う言葉だが、実際に世の中でも(書店に並んでいる本のタイトルなど)使われている言葉だ。例えば「私はこれだけで痩せました」の様なダイエット本や、「資産が勝手に増える私の投資法」の様な投資本である。 …

上から太陽、下からライト

光というのは通常上から注がれるものだ。大昔、明るいものは火事か太陽くらいだっただろう。つまり、現代に生きる私達で会っても光というのは上からくるのが普通という認識があるということだ。 ここで面白いのは下からライトを当てるという行為だ。その行為…

知ることの注意点

本を読むなどして知識を得ることは良いことだと認識されており、実際に本を読むことや好奇心があることが私たちにとって有益であることは科学的に証明されている。 しかし、情報を得ることは同時に考えることを捨てることでもあるということを考えておくべき…

情報の取り入れ方&取り出し方

私達は日々、とんでもない量の情報に触れているが全てを記憶しているわけではない。ありふれた光景は過去の記憶と参照して切り捨てられ、見慣れない風景は新しく追加されていく。 毎日、処理しきれない量の新しい情報が生み出されていく中で、どのように取捨…

IQと情報処理速度の関係

パレオさんの記事にもある通りIQが高い人は情報を処理するのが得意という事実がある。なぜかということを私なりに考察してみた。 IQが高いとは簡単に言えばパターンを見つける能力が高いということだ。そして、同じパターンの情報は処理するのが簡単だ。 例…

忘れることで生まれているお金

私はよくアナログの本を買うのだが、もし読んだ本を1回目を通すだけで覚えることができたら本を買うという行為は起こらないだろう。 シャーロックのモリアーティ教授のように情報はすべて頭の中にあったとしたら(記憶の宮殿を作っていたとしても難しいことだ…

画一的なものの変革のその先を見据えなければならない

現代の教育ではみんなが同じように考えたり行動するようになることを目的としている気がする。同じ内容を学び、集団としての行動を常に意識させられる。社会は画一的な労働力を得ようと必死なのだ。公務員が顕著な例であろう。 資本論的にも同じことをし続け…

最低限は最大化を意味する(ミニマリスト)

最近ミニマリストの話を聞く機会があったのだが、ミニマリストは物を減らすことではあるかもしれないが、物を小さくすることではないということだ。 機能性を最大化することで(それが肥大化に繋がるときもある)持ち物を減らす考えだということだ。 ソファー…

開けきれない箱の由来

このブログのタイトル"開けきれない箱"の由来はハチミツとクローバーという作品にある。一つの箱を開けると今まで見えなかった箱が見えてくる。開けても開けても増え続ける箱は気づくと自分の生涯をかけても開けきれないほどになっている。私たちには、箱を…

人類生命としての寿命(落合陽一の考え方を勝手に解釈)

落合陽一さんは睡眠時間が短く、生命を燃やすように生きていることで有名だが、そこには『世代交代』という言葉が隠れてる。 スポーツ選手は選手生命が短いと言われているが、私たち人類としての生命は特に意識されていないことが問題である。確かに年齢を重…

ドリルと人間の共通点、睡眠について、

どうして、生物は眠るのか考えることがある。最近の結論は日中の炎症が限界に達したためというものだ。pcも熱くなり過ぎれば冷ます必要がある(サマーウォーズがわかりやすい例)その冷ましている時間が睡眠である。冷ましながら活動することはできないようだ…

脳死とpc

今、脳死と臓器移植の本を読んでいる途中なのだが、脳死とソフトが壊れたpcと同じではないかと思った。つまり、ハードの部分、人間で言えば身体が残った状態である。ソフトが壊れたpcは別のソフトを入れるか、破棄するか、またはハードを別の用途で再利用す…

仮想現実についての考察

最近YouTubeでこの世が仮想現実である証明の一部を紹介したものを見た。正直な感想を言えば面白い。納得できる部分も多かった。アインシュタインなどの学者も仮想現実なら納得できる現象を確認したらしい。まあ、紹介されていた実験の結果が本当かはわからな…

ヒステリックについて

どこの場所でもヒステリックな人というのはいるものだ。私の個人的な経験から言えば女性が多い。なにせ私はヒステリックではないのでその人の感情がどうしてそこまで高ぶりそれをそのまま表現してしまうのか理解できない。多くの人はそのような感情の起伏が…

ツイッターと速読の共通点、そして遅読のススメ

今日は歩きタバコ中に思いついたことを書こうと思う。 これは僕の個人的な印象ですが知識人という人で、特に高齢な人が多いと思うが←本当にバイアスがかかってると思う がツイッターなどの情報を利用しないというのを聞いたことがあると思う。基本的に本から…

愚問

愚かな問いと書いて愚問。しないほうがいいに決まっているがする人はいる。考えていないという理由だけでは無いだろう。自分の家ん考えに自信がないのも起因している。過去の事例からの推測が最も有効な手段だと考えられる。 つまり、過去の事例を多く知って…