身体は生まれつき備わった性別を指し、心は本人が自覚する性別を指し、性的指向は好きになる性別を指す、とすると、例外を無視して単純化すれば、一個人におけるパターンは8通りとなり、恋愛関係の最小数である二人の場合において、組み合わせは64通りとなる。
※数学苦手だから間違ってるかも
現代では、64通りを大まかにストレート、レズ、ゲイの3種類に分類しているが、多くの場合、身体と心と性的指向の内、身体のみに焦点を当てた分類だと思われる。
身体(男)・心(女)・性的指向(男)をmwmと本文では表記する。
例えばmwm×mmwはガイカップルと思われるし、wmm×mwwはストレートと思われるだろう。
※心の性別による外見への影響は個人差が激しいため、身体の性別が外見へそのまま反映された場合を想定している。
こうして見ると、客観的な視点での分類は意味をなさないだろうし、分類すること自体ナンセンスな気がしてくる。
性のマイノリティに対する理解を求める声(正直、発言者が8パターンの内どれを主張しているかわからないが)は定期的にSNSで見かけるが、例えば一般が理解を示した結果として8通りのラベリングが新語によって完了したとして、彼ら彼女らは満足するのだろうか。
同性愛者が迫害された過去があるヨーロッパと比べ、日本においてはなおさら声を上げる意味が分からない今日である。
数人の理解者で十分な関係を、不特定多数の相手に対して理解や共感を求める理由がよく分かりません。誰か教えてください。