ハリネズミのジレンマという話を知っているだらうか。ハリネズミ達は愛し合おうと近づくと自分の針で相手を傷つけてしまい、離れていると寂しいと感じてしまうというものだ。
私がこの話を聞いた時、魚の群れの法則を思い出した。
魚の群れには3つの法則がある。
1.近くの魚と近づきすぎない
2.近くの魚と離れすぎない
3.近くの魚と進む向きを合わせる
これは人でも言えると思える。なにも考えなくていい、楽な距離感である。
周りの人の意見に同調し、だからといって反対意見の矢面に立つこともない。漫画でいうとモブキャラと表現される立ち位置だ。はっきりとした自分のポジションを取らないとも言える。
落合陽一的にいうと角砂糖、つまり水槽の中の魚の群れを見た時に誰がリーダーか分からないように、個人が識別できない。
ここまで表現すれば分かるように、ちょうどいい立ち位置というのもいいことだけでもない。近づきすぎても面白いし、遠すぎても面白いかもしれない。
知った上でどう行動するかは個人の自由だが、知らないよりは知っておいた方がいいと思う。ではでは